焼き鳥

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「好きな食べ物はなに?」

そう聞かれて即答できるだろうか。

あるとき友人たちで牛タン鍋をつつきながら
そんな話をしていた。

でも、食べ物そのものが美味しいとか好きとかいうことよりも、

「はじめて食べた吉野家の牛丼が美味しかった!」とか
「タイの片田舎で食べたあのカレー!」とか
「山登りから帰ってきて麓で飲んだコーラ!」とか

思い出と結びついたものが強く印象に残っているのだと思う。

僕自身でいうと、中国を旅していたときに鉄道駅の外で商売していた「ぶっかけご飯」の屋台。
ほかほか弁当でつかっているような白いパックに白飯が入っており、そこにお客が選んだおかずを3種類ほどぶっかけるのだ。
以上。

これがやたらめったら旨かった。
中国はどこで何を食べても旨かったが、このぶっかけご飯がいちばん旨かった。

でも、まったく同じものを、上等なお皿にのっけて出されて、いま食べたとしてもまったく感動はしないだろう。

あの埃っぽい駅で、人民の方々に混じりながら床に座り込んで食べたから、死ぬほど旨かったのだ。

だからもう一度同じ場所に行き、仮に同じ屋台で買えたとしても、ぜったい違うのだ。

好きな種類の食べ物、は存在するけれど
感動した食べ物、には二度と出会うことはできないのかもしれない。

シロウト写真集

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